Electric Gypsy 誕生秘話とレコーディング使用機材

アンディのオンラインレッスンGuitarExperienceにて、アンディが語ったエレクトリック・ジプシーの誕生秘話をAIにて翻訳しました。

以下翻訳です。

“Electric Gypsy”についてお話ししましょう。この曲は実は、かなり昔、僕がDanger Dangerに在籍していた頃にまでさかのぼります。たしかリフが生まれたのは、だいたい1992年とか1993年あたりだったかな。

当時、僕はニューヨークのフラッシング(クイーンズ地区)、171丁目とノーザン・アベニューのあたりに住んでいて、Danger Dangerのキーボード奏者であるケイシー・シュミット、そして彼の兄弟のカールと一緒に暮らしてたんです。カールは素晴らしいドラマーで、家を“シュミット・ハウス”と呼んで、そこでジャム・セッションをよくやってましたね。

僕はその家の地下に住んでいて、ときどきケイシー抜きで、カールと僕の2人だけ(ドラムとギター)でジャムをすることもあった。ケイシーはすごくいいフュージョンの曲をたくさん書いていて、いわゆる“ミニモーグ・ソロイスト”みたいな感じだったんですよ。まぁその話はまた別の機会に(笑)。彼と一緒に“Shock”っていうバンドのトラックをいくつか作ったんだけど、そういうのもいつか出したいなと思ってます。ともあれ話が脱線しがちですが(笑)。

そういうわけで、午後に時間があるときカールと2人でジャムセッションをしていて、そのジャムの中で“Electric Gypsy”のリフが生まれたんです。ちょうど同じ頃、ジミ・ヘンドリックスについて書かれた“Electric Gypsy”という本を読んでいて、ヘンドリックスの人生や音楽的な道のりを学んでいたので、このリフにそのタイトルをもらおう、と。当時は「ジミへの完全なトリビュート曲にしよう」というわけではなかったけど、あの手のR&B的な、いわゆるカーティス・メイフィールド的なリズムギターの雰囲気がある。カールとのジャムで録音したカセットがまだどこかにあるはずです。そのセッションがこの曲の原点でした。

僕はDanger Dangerにいた頃でも、テキサスにたびたび戻って、マイク・デインとミッチ・マリンと一緒に録音してたんです。Danger Dangerはニューヨーク拠点だったけど、テキサスに帰っては断続的に録音してて、それが最初のソロアルバム候補になる“デモ音源”というイメージでした。でも結局、そのデモこそが、僕の最初のアルバムに使われた実際の音源になっていったんですよね。

そして最後のほうにレコーディングされた曲が“Farmer Says”“Turn Away”、そして“Electric Gypsy”です。それらを同じ日に録ったように記憶してます。つまり1994年くらいかな。この“Electric Gypsy”をマイク・デインに聴かせたら、リフはすごく強力だってわかってたので、最初は「これ、歌ものにしてもいいかも?」と思ったんです。すごくキャッチーだから、歌を付けたら商業的な可能性もあるかな、みたいに。でもマイクが「いや、これはインストのままでも十分力強い曲だよ」って言ってくれた。彼のおかげでインストとして成立したわけです。僕のライブでも毎回演奏するお気に入りになったし、ファンの間でも大人気になった。リクエストも多いんですよ。

曲自体はほぼほぼリフの形が出来上がっていて、ソロの終わりのほうでF#マイナーからGに移る部分だけが後から付け足されたブリッジですね。そこではマイクがあのクールなディミニッシュ・コードを思いついて、Dメジャーに戻るのに使った。彼は作曲者としてクレジットはされてないけど、曲の方向性を決める上で大きな役割を果たしたし、インストとして残す決断にも貢献してくれたので、感謝してます。

そんな感じで、曲の作曲にまつわる思い出はそんなところ。earX-tacy(イア・エクスタシー)のCDに最後の段階で加わった曲ですね。では、一旦ここで区切りましょう。

●機材について――――

この“Electric Gypsy”を録りに行った日のことを覚えてます。当時、PeaveyのClassic 50コンボアンプを使ってたんだけど、けっこういい音でフェンダーっぽいオールドスクールなアンプなんですよ。実際いまでも持ってるはず。で、キャビネットがちょっとビビり音を出してたから、地元の楽器屋にいた友人スティーヴ・ミューラー(いまはMesa Boogieに勤めてるけど)に「キャビのガタつきを直してやるよ」と言われて、レコーディングに向かう途中に店に寄ったんです。

使用予定だったPEAVEY コンボアンプ CLASSIC 50/212

そこに彼のリグがあって、その音が「うわ、なんだこれ、最高じゃん!」と思って見に行ったら、それがVHTのPitbullコンボだった。もう一瞬で「あ、これがElectric Gypsyに欲しい音だ」って確信したんです。クリーン気味でほんの少し歪んだトーンを狙ってたので。結局PVを修理はしたけど、最後には「そのVHT、ちょっと借りていい?」って(笑)。その日だけ拝借してスタジオに持っていきました。そして“Electric Gypsy”と“Turn Away”をそのVHTで録ったと思う。たぶんペダルは使わず、アンプ直だったはず。VHTは3チャンネルで100ワット、EL34管のアンプで、クリーン寄りのセミクランチなチャンネルと、ソロ用にリードチャンネルを使い分けたので、曲の途中でトーンがガラッと変わってるのがわかると思う。

録音し終わってから、そのアンプはスティーヴに返したんだけど、後にVHT Pitbullを僕も買って、スタジオでときどき使ってた。でもライブでメインにはならなかった。やがてMesa BoogieのLone Starが出てきて、それが僕のメイン・アンプになった感じ。今回“Electric Gypsy”の演奏用に、Pitbullを倉庫から出してきて鳴らしてみたら、やっぱりいい音なんだよね。あの時その音に惚れ込んだのを思い出した。ただ収録日のチュートリアル撮影のとき故障しちゃって、結局またLone Starに戻した(笑)。

アンディが使っているのは、VHT Pitbull Combo50 型番:C-100-CR

録音自体はいつも通りエンジニアのロブ・ウェクスラーがやって、ミッチ・マリンとマイク・デインといういつもの3人編成。数テイク撮って、ギターを録り直したりはしたけど、基本はアンプ直、必要なら少しエコーを足した程度だったと思います。

もうひとつ言うと、僕の初期ソロ音源には半音下げチューニングのものが多いんです。Danger Dangerの1stアルバム終盤から、シンガーの負担を考えてライヴでは半音下げを使うようになって、そのまま僕もその響きや感触を気に入って、半音下げで録る曲が増えた。“Electric Gypsy”のオリジナル録音もE♭チューニングですね。でも今回のチュートリアルでは他の曲と合わせてA=440のレギュラー・チューニングにしたんで、原曲を参照する人は半音下げだということだけ気をつけてください。

【補足】
ヤングギターのインタビューでは、レコーディングにギターはアンディのメインギターAT100を使用したと記載がありました。

その当時は、ピックアップがいろいろと変更されており、FrontがDimarzioのFast Truck、Rearが同じくDimarzioの Air Zoneでは、ないかと思われます。
インタビューを遡ると94年~96年ごろは フロント Fast Truck、リアは Air Zoneを使っていたように思われます。

※このサイトは、アンディ・ティモンズのファンサイトです。公式ではありませんが、アンディはこの存在を知っています笑
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